11月27日(日)第22回 中間発表会が開催されました。この日のプログラムは3部構成で朝から夕方まで丸一日、”まちづくりサポート”でした。

〇午前の部:”ウォークショップ” 「歩いて巡る活動現場」(2019年:第19回以来、3年ぶりの開催)

・”ウォークショップ”は、2019年(第19回)以来、3年ぶりの開催でしたが、好天に恵まれ、審査会委員や一般参加者も含め参加者〇人でした。9時半に神田駅を出発し「神田珈琲園」→「海老原商店」→「斎藤月岑顕彰碑」を順に歩いて巡りました。活動現場でプロジェクトに関わった当事者の方から説明をお聞きしました。リアルな場所でフェイスツーフェイスで会話ができることは、”まちづくりサポート”にとってかけがえのない重要な場面であることを再認識できました。

〇午後の部パート1:「中間発表会」

・会場でのリアル参加も第19回から3年ぶりです。また、これも3年ぶりに”会場カフェ”を併設しました。「Social Good Laoster 千代田」の皆さんに出前バリスタをお願いしました。コーヒーの香りの中で、今期助成を受けている9グループの皆さんの活動経過の発表とOBグループ1グループの卒業後の活動についての発表がありました。

・一般部門4グループとはじめて部門5グループで、12月初旬に各グループのイベントが集中するなど、徐々に活動が本格化していく様子が伝わってきました。また、OBグループの「神田をワインの街にしよう会」の皆様から、助成後の活動経過をお聞かせ下さいました。千代田産のワインが期待されます。

〇午後の部パート2:「トークセッション」”千代田まちづくりサポートの可能性”

・「千代田まちづくりサポート」の源流に遡及し、「千代田ならではの可能性」を確認しつつ、「これからの展望」を検討するための契機としてトークセッションが開催されました。冒頭に、樋口区長のご挨拶をいただき、また保科理事長から「人口流動化が著しい中での地域コミュニティのあり方」について、問題提起のプレゼンをいただきました。

・「トークセッション」では、初代審査会長:卯月盛夫氏(早稲田大学社会科学部・社会科学総合学術院教授)、制度創設当時の担当課長:小藤田正夫氏(NPO法人神田学会理事)、現審査会長:奥村玄氏(株式会社GENプランニング代表取締役。技術士、ー級建築士)、千代田まちづくりプラットフォ ーム理事:高道昌志氏(東京都⽴⼤学 都市環境学部 都市政策科学科 助教)、以上の方々に登壇いただきました。

・「企業等の賛助金を原資とした千代田ならではの助成財源のあり方」「その浄財を活用した市民まちづくりへの活動支援のあり方」などを源流として確認しつつ、今後の検討課題として「まちづくりの現状での課題の再認識」「20年間の活動成果である市民まちづくりのノウハウストックの蓄積と活用」などが話題となりました。これらの論点が、今後の検討に引き継がれることが望まれます。

(写真撮影:濱野まり子氏)

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